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アメフトで起こる膝内側の痛み ~内側側副靭帯損傷とはどんなケガ?!~
- 2026/09/14
- 膝の痛み
こんにちは!
今回はアメリカンフットボールやコンタクトスポーツで起こる
膝の内側側副靭帯(MCL)損傷について書いていきます!
アメフトでは、タックルやブロック、急激な方向転換など
膝に大きな負担がかかる場面が多くあります。
その中でも
膝の内側に痛みが出るケガの一つが「内側側副靭帯(MCL)損傷」です。
MCLを損傷すると、膝の痛みだけでなく
不安定感によって走る・止まる・方向転換するといった
動作にも影響が出ることがあります。
今回は、MCLの役割やアメフトで損傷しやすい場面
重症度、治療・リハビリについて解説していきます!
内側側副靭帯(MCL)とは??
内側側副靭帯(MCL)は、膝関節の内側にある靭帯です。
主に大腿骨の内側から脛骨の内側にかけて付着しており
膝に加わる外反ストレスを制御する役割があります。
外反ストレスとは、膝が内側に入り
膝関節の内側が開く方向に加わる力のことです。
MCLは、このような力に対して膝関節を安定させる重要な靭帯になります。
また、膝の回旋方向の安定性にも関係しています。
どんな場面でMCLは損傷する??
MCLは、膝の外側から強い力が加わり
膝が内側に入るような外反ストレスを受けた際に損傷することがあります。
代表的なのは、膝の外側から接触を受けることで
膝の内側に負担が集中するケースです。
また、相手選手との接触がなくても
急激な方向転換やジャンプの着地などで膝が内側に入り
回旋力が加わることで損傷する場合があります。
損傷の程度や受傷時の力の大きさによっては、MCLだけでなく
前十字靭帯(ACL)や半月板などを同時に損傷することもあります。
特に強い外力が加わった場合には
複数の組織が損傷している可能性も考える必要があります。
アメフトでMCL損傷が起こる場面とは??
アメフトでは、相手選手との接触だけでなく
走る・止まる・切り返すといった動作でも膝に負担がかかります。
具体的には、次のような場面でMCL損傷が起こる可能性があります。
1.タックルを受けたとき
タックルを受けた際に、膝の外側から相手選手の身体や肩がぶつかることで
膝に外反ストレスが加わる場合があります。
特に、足が地面に固定された状態で膝の外側から強い力を受けると
MCLに大きな負担がかかります。
2.カット・方向転換を行うとき
アメフトでは、相手選手をかわすために
急激な方向転換やカット動作を行います。
このとき、膝が内側に入りながら身体が回旋すると
膝の内側に負担が集中することがあります。
特に、スピードが出ている状態から急に切り返す動作では
膝に大きな負荷がかかるため注意が必要です。
3.ブロックや接触プレーのとき
OL・DLなどのラインの選手は、相手と押し合う場面が多くあります。
接触中に足が地面に固定された状態で、膝の外側から力が加わると
MCLを損傷する可能性があります。
また、タックルやブロックの際に身体のバランスを崩し
膝が内側に入り込むことも負担につながります。
このように、アメフトではタックル・ブロック・方向転換など
さまざまなプレーでMCL損傷が起こる可能性があります。
ポジションによって接触や方向転換の頻度は異なりますが
特定のポジションだけに起こるケガではありません。
膝の内側に痛みや腫れ、不安定感が出た場合は
無理にプレーを続けず医療機関を受診しましょう。
MCL損傷の重症度とは??
MCL損傷は、靭帯の損傷程度によって大きく3段階に分類されます。
Ⅰ度損傷(軽度)
靭帯の線維が微細に損傷している状態です。
・膝の内側に痛みがある
・MCLに圧痛がある
・膝関節の不安定性は基本的に認められない
Ⅱ度損傷(中等度)
靭帯の一部が断裂している状態です。
・膝の内側に比較的強い痛みがある
・圧痛や腫れがみられる
・外反ストレスを加えた際に軽度から中等度の不安定性がみられる
Ⅲ度損傷(重度)
靭帯が完全に断裂している状態です。
・膝の内側に痛みや腫れが出ることがある
・膝関節の不安定性が強くなる場合がある
・歩行や方向転換が難しくなることがある
ただし、完全断裂だから必ず強い痛みが出るとは限りません。
痛みの強さだけで重症度を判断することはできないため
医療機関での評価が必要です。
MCL損傷の確認方法とは??
MCL損傷が疑われる場合、医療機関では問診や触診に加えて
外反ストレステストなどを行います。
外反ストレステストは、膝に外反方向の力を加え
MCLの損傷や膝関節の不安定性を確認する検査です。
膝を伸ばした状態と、軽く曲げた状態で評価することがあります。
また、必要に応じてレントゲン検査やMRI検査を行い
骨折の有無や靭帯・半月板などの損傷を確認します。
※外反ストレステストは、痛みや損傷を悪化させる可能性もあるため
自己判断で行わず医療従事者による評価を受けましょう。
MCL損傷の治療とは??
MCLは比較的血流が豊富で、治癒が期待できる靭帯です。
そのため、MCL単独の損傷では
手術を行わず保存療法を選択するケースが多くあります。
ただし、損傷の程度や膝の不安定性
ACLなどの合併損傷の有無によって治療方針は異なります。
受傷直後は、まず患部を保護し
痛みや腫れが強くならないように対応することが大切です。
RICE処置
R:Rest(安静)
患部に負担がかかる動作を避け
無理に歩いたり運動したりしないようにします。
I:Ice(冷却)
タオルなどを挟んで患部を冷却します。
冷却は痛みを和らげる目的で行い、冷やしすぎには注意しましょう。
C:Compression(圧迫)
包帯やサポーターなどで適度に圧迫し
腫れを抑えるための補助を行います。
強く締めすぎないように注意が必要です。
E:Elevation(挙上)
可能であれば足を心臓より高い位置に上げ
腫れの軽減を図ります。
近年では、急性期のケガに対する考え方として
「PEACE & LOVE」も提唱されています。
受傷直後は患部を保護し、無理に動かさないことが重要です。
その後は、痛みや腫れ、膝の安定性を確認しながら、段階的にリハビリを進めていきます。
当院ではどんなことを行う??
当院では、MCL損傷後の状態に合わせて、膝周囲だけでなく、股関節や足関節なども含めて身体全体の状態を確認していきます。
ケガをした後は、痛みを避けるために身体の動かし方が変わり、周囲の筋肉に負担がかかることもあります。
そのため、患部の状態を確認しながら、周囲の筋肉の緊張や身体の動きにもアプローチしていきます。
当院では、状態に応じて以下の施術を組み合わせて行います。
・特殊な治療器
・手技療法
・鍼灸治療
また、当院にはジムも併設しているため、痛みや膝の安定性に合わせてリハビリやトレーニング指導も行っています。
MCL損傷後の復帰では、単に痛みがなくなるだけでなく、膝の安定性や筋力、片脚での動作、走る・止まる・方向転換するといった競技動作を段階的に確認することが大切です。
アメフトへの復帰を目指す方には、競技動作を意識したトレーニングを取り入れながら、復帰までサポートしていきます。
なお、酸素カプセルもご利用いただけます。回復をサポートする選択肢の一つとしてご案内していますが、靭帯の治癒を早める効果が確立しているわけではありません。
まとめ
今回は、アメフトやコンタクトスポーツで起こる内側側副靭帯(MCL)損傷について紹介しました!
アメフトでは、タックルやブロック、急激な方向転換などによって膝に外反ストレスが加わり、MCLを損傷することがあります。
MCL損傷は単独で起こることもありますが、受傷時の力の大きさによってはACLや半月板などを同時に損傷する場合もあります。
膝の内側に痛みや腫れ、不安定感がある場合は、無理にプレーを続けず、まずは医療機関で状態を確認しましょう。
当院では、ケガの状態に合わせた施術やリハビリ、トレーニング指導を通じて、スポーツへの復帰をサポートしています。
靭帯損傷やケガ、足・膝の痛みでお困りの方は、一度ご相談ください!
大阪市東住吉区にあるスポーツ専門治療院
針中野フィジカルケア鍼灸整骨院
スポーツされていない方も多数来院されていますのでお気軽にご相談ください。
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