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スポーツに多いお尻の痛み、足にかけてのしびれ ~梨状筋症候群について~
2025/09/19
お尻の痛み
こんにちは!
今回はスポーツに多いお尻の痛み、梨状筋症候群について書いていこうと思います!

梨状筋(りじょうきん)とはお尻の奥深くにある筋肉で、深層外旋六筋と呼ばれる筋肉の1つで、股関節を外側に回したり安定させる重要な筋肉になります。
梨状筋症候群とは?(坐骨神経痛でお困りの方へ) | 大生水野クリニック
仙骨と太ももの骨を結んでおりこの筋肉の近くを坐骨神経が通っています。
梨状筋が硬くなったり腫れたりすることで坐骨神経を圧迫し梨状筋症候群を引き起こします。

梨状筋の機能
股関節の外旋(外側に回す動き)
歩行や足の方向転換などで太ももを外側に捻る働きをします。
股関節の安定化
歩行時や片足立ちの際に骨盤と股関節を安定させる役割をしています。
体幹と下肢の安定化にも関与しています。

坐骨神経はどこを通るのか
坐骨神経は腰から出てお尻に到達し梨状筋の下を通りぬけるように走行しています。
梨状筋症候群 | 足立区北千住の鍼灸院「北千住らっく鍼灸治療院」口コミで人気!

坐骨神経の走行
1.腰、骨盤から始まる
腰の骨の4番、5番や仙骨から複数の神経が束になり出てきます。
2.梨状筋の下を通過
神経の束がお尻の深い部分の梨状筋の筋肉のトンネルのような部分を下って通ります。
3.太ももの裏
骨盤からお尻を通りそのまま太ももの裏側をまっすぐ下に進みます
4.膝の裏で分岐
膝の裏辺りで総腓骨神経と脛骨神経の2つの神経に分かれます。
5.足部へ
分かれた神経はそれぞれ足の裏の方向へ広がり、足先まで分布します。
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梨状筋症候群とは?
梨状筋症候群はお尻から太もも、ふくらはぎにかけての痛みやしびれを感じる疾患になります。
原因としては長時間の座り姿勢や運動不足、股関節周りの筋力低下、スポーツの過剰な活動、反り腰などが原因になってきます。
治療は基本的には保存療法が中心になります。痛みや炎症を抑える薬の服用か、梨状筋周囲への局所麻酔薬やステロイド薬の注射などがあります。
また。下肢のストレッチや神経障害性疼痛治療薬なども用いられます。
職種としては看護師、介護士、美容師、工場のライン作業の方などの立ち仕事、脚立の上での作業が多い人、とび職、長距離運転手のかたに多いです。
病院などでのMRIやレントゲン検査ではなかなか初めから梨状筋症候群と診断されることはありません。坐骨神経痛やヘルニアと診断されることが多く、治療の過程で改善が見られなく梨状筋症候群が疑われることが多いです。

症状
1.お尻の奥に鈍い痛みや鋭い痛みが慢性的に続きます。
2.痛みやしびれが坐骨神経痛の経路に沿って太ももの裏、ふくらはぎ、足先にまで起こります。
3.長時間座っている、階段の上り下り、ランニング、股関節を動かしたときなど特定の動作で痛みが増します。
4.トイレや車のシート、自転車のサドルなど座った姿勢で発症します。
5.痛みだけでなくピリピリ感やちくちく感を感じます。
6.腰痛はあまり感じないことが多いです。
7.お尻を押すと痛みが増強します。
これらの症状が考えられます。
梨状筋症候群は腰に明らかな原因が見つからないのに坐骨神経痛のような症状があったり、安静にしていると痛みが軽減し、活動したり長時間座ったりすると痛みが増す場合梨状筋症候群を疑われます。

梨状筋症候群の治療

安静、NSAIDSなどの痛み止め、筋弛緩薬、梨状筋ストレッチの治療が一般的です。これらの効果が無効の場合は梨状筋ブロックとい神経ブロックを行います。

梨状筋ストレッチ に対する画像結果

鍼灸治療では梨状筋周囲の小野寺臀部点等や膝窩の委中・陽陵泉の裏・足三里等の局所に電気鍼でパルス通電治療を行います。

当院では、それにプラスして高周波治療をして効果を上げています。

梨状筋はお尻の深いところにありマッサージだけでは刺激が届かないので、鍼灸や当院の高周波治療を行うことにより梨状筋まで刺激が届き痛みを緩和することが出来ます。

お困りであれば一度ご相談ください。

大阪市東住吉区にあるスポーツ専門治療院
針中野フィジカルケア鍼灸整骨院

スポーツされていない方も多数来院されていますのでお気軽にご相談ください。

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